さて、今年のコロナ禍では、ほとんどの人が大変な思いをしたし、現在もしている。
私も緊急事態宣言下では仕事が飛んで、
飛んで
飛んで、、、
毎日のように家にいた。
お菓子も作ったし、エア縄跳びもした。
でもこんな状況だけど、何とか仕事ができる方法は無いものか、と思った時、
最近海外企業と直接やり取りしているナレーターたちのことを思い出した。
そうか。時間もあることだし、
ちょっと自分でもどうやるのか調べてみようじゃないか。
検索サイトで「voiceover Japanese」など、
色々打ち込んでみるとヒットしたのが、
世界中のナレーターとクライアントを結び付ける幾つかのマッチングサイト。
そんなものがあるのか。とりあえず登録。
しかし、
プロフィールを完璧に埋めるのがめんどくさかった。
どんなことを書けばいいやら。
外国人のプロフィールを覗いてみると、
みんな自信満々に長い自己PRをつらつらと書いている。
あぁ、めんどくさい。
そう、時間は山ほどあった5月にもかかわらず、私は登録だけして放置した。
ただただ、めんどくさかったのだ。
そうこうしている内に緊急事態が明け、仕事が再開した。
プロフィールを埋めなきゃと思いつつも、サイトのことは徐々に忘れていった。
そして、それから半年ほど経った11月、ようやく重い腰が上がった。
何となくやる気になったのである。
その勢いのまま一気にプロフィールを完成させた。
すると、2週間も経たぬ間に一通のメッセージが来た。
現在進めているプロジェクトがあり、候補としてサンプルが欲しいという海外の大手ゲームメーカーからだった。
指定原稿でのサンプルを送ったり、こちらから見積りを出したりとやり取りすること数回。
結果、私に決まった。
収録方法は、海外案件ではポピュラーだというライブ収録。
現地と日本をスカイプで繋いで直接ディレクションをもらいながら録っていくのだ。
今回はイギリス、そして、セルビアの制作チームとも繋いでの収録となり、
スタートは日本時間の深夜0時。
ねむい、、、が、そんな表情は勿論見せず、昼のテンション。
日本語が分からない先方だが、感情の動きは伝わるようだ。
もっとこんな風に読んでくれ、ここは優しく、など
日本で受けるディレクションと変わらないし、変化を付けるとちゃんと伝わることに驚いた。
ただアクセントや滑舌などの細かい部分に関してはこちらがいつも以上に注意を払う必要はある。
最高だという言葉と共に結局、30分ほどでセッションは終了。
こちらの編集のソフトでその時収録したデータを、請求書と共にメールに添付して送信すれば完了。
今回嬉しかったのは、最も得意とする「ちょっとカッコつけたロートーン」のサンプルが相手に刺さったことだ。
(サンプルのページ オシャレ編がそれです。はい。)
当時スタジオバーズで録って下さった山上智さん、本当にありがとうございます。
イギリスに届きましたよ。
日本人ナレーターをググって探してたところ、私のホームページが引っ掛かりサンプルを聴いたんだそう。
でも連絡方法が分からず、わざわざマッチングサイトから探し出してくれたんだとか。
これは嬉しかったし、とてもありがたい話として置いといて、
まだまだ足りないナレーションの研究を明日からも続けていこうと思う。
そして、ご依頼も勿論お待ちしております。